通貨の強弱って考えたことある?
先日、読者の方から・・・
「ユーロドルとドル円は逆相関なので
片方が上がれば、片方は下がりますよね?」
・・・という質問メールを頂きました。
ユーロドルとドル円は
為替市場において取引シェアが1位と2位の
非常に流動性が高い通貨ペアです。
そして、基本的にユーロドルとドル円は
逆相関の動きになる事が多いです。
「逆相関」とは・・・
片方が上がれば片方が下がる動きを指し
「相関」とは・・・
両方が同時に上がったり下がったりする動きを指します。
しかしながら、ドル円が下がっている時は
ユーロドルを買えば簡単に儲かる
・・・という訳ではないので注意が必要です!
何故なら、ユーロ・ドル・円の強弱によって
値動きは決まるので
単純に考える訳にはいかないからです。
それでは、それぞれのケースについて
ジックリ解説致しましょう!
【逆相関となるケース】
ドル円下落 → ドルの価値が下がって下落。
ユーロドル → ドルの価値が下がり
ユーロ高になるので上昇。
これは、ドル安が要因となっているため
逆相関の動きをします。
【相関となるケース】
ドル円下落 → 円の価値が上がって下落。
ユーロドル → ユーロとドルを比べた時に
ユーロの価値が低ければ下落。
この場合は、3通貨の力関係が
円>ドル>ユーロとなるため、相関の動きとなります。
このように、ドル円の動きだけを見て
ユーロドルの動きを決めつけるのではなく、
常に、どの通貨が1番強いのか?
・・・という目でチャートを見なければなりません。
プロトレーダーともなると
■ドル単体の強さを示すドルインデックス
■ニューヨークダウ
■各国の通貨強弱チャート
などの様々な情報から総合的に分析しています。
まぁ、一気にそこまで出来なくても良いのですが・・・
とにかく、自分がトレードする通貨ペアだけではなく
相関関係の強い通貨ペアもチェックする事を
心がけてみて下さい。
そうすれば、だいたいの値動きがイメージ出来るようになり
トレード根拠のひとつに加える事が出来ます。
慣れるまでは少し難しいかもしれませんが
ぜひ、あなたも通貨の強弱を意識して
チャートを観察していきましょう!
コメント(0件)